中国語OCRは他にもある

Google DocumentやEvernoteを使った中国語のOCRについて記事を書きましたが、他の選択肢はないかなと思って、"iOS Chinese OCR"的なキーワードでググってみると、Pleco SoftwareOCRが結構良いというようなコメントをチラチラ見かけました。なんか聞いたことあるなと思ったら、自分のiPhoneにも「魚」のアイコンがありました。アプリ自体は無料なのですが、OCRや中中辞典などがIn App Purchaseできるようになっています。

OCRはIn App Purchasingです

OCRは、この記事を書いている時点で1,300円。昔はOCRソフトが数万円した時代を知っている身としては、隔世の感がありますね。このぐらいなら試してダメダメでも全然痛くありませんということで、ダウンロードしようとすると、あまり解析度に自信がないのか、「まずはお試し版で試してね」というコメントが出ます。

もう、ず(自)分の心は決まっているので迷いなくダウンロードします。

ダウンロードが終わると、画面下のメニューのところにOCRという表示が出るので、それをポチっとすると、今度は動画認識か静止画認識が選べます。動画認識というのは、いわゆる録画したものの解析、ではなくて、カメラをオンの状態で常に文字列を探し出し、ここだ!という時にPauseボタンを押すと文字の解析を始めるという感じ。一方の静止画は、写真をパチッと撮影してそこで文字認識なので、余り大差ないような気がします。

こんな感じで、テキスト1ページをまるまる撮影してみましょう。

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パチリと。

肝心の認識された結果ですが、先日Google Document経由で認識させたときとほぼ同様でした。漢字はかなりの頻度で正しく認識されるものの、ピンインはダメ。ただ、スキャナで読ませる必要もなく、直接カメラで撮影できるというという意味ではかなり便利ですね。認識後のテキストを整形したもののをEvernoteに飛ばしてしまえば良いわけですよね。

ちなみに、このPlecoのアプリはiOSAndroidの両方が出ています。

注意点が1つあって、横向き撮影には対応していません。なので、横に長いものをスキャンしようとして、カメラを横向きにすると文字をきちんと認識してくれません。自分も最初このパターンで何も認識されず、「なんだこれ、使い物になんねーな」という論調の記事を書きかけました(笑)。