北京空港でSIMを買う

ほぼ半年ぶりに中国の北京に来ています。これまで北京には10回近く来ているのですが、いつも上海から来ていたので、日本から北京首都空港にやってくるのはこれが初めてです。

いちおうモバイラーの端くれとして、通信環境をどうするかというのは重要課題なわけです。今回は3泊4日という短期滞在なので、日本の携帯の「パケ放題」を使うつもりだったのですが、一瞬気を失っている間に、自分の手の中には中国のSIMが握らされていました(笑)。ということで、簡単に顛末を書いておこうと思います。

以前から、北京空港内の各所にSIMの自動販売機があるのを知っていました。ただ、そこで売っているのは、一昔前のGSMの通話用カードばかりだったと記憶していました。今回、北京に到着して、バゲージクレームで荷物を拾ったところで、またたま自動販売機を見かけたので、少し見てみることに。もし3Gのカードを売っているようであれば、買ってしまおうかなと思ったわけです。

自動販売機でメニューを選ぶと、China Mobile, China UNICOMのSIMカード販売というメニューがあるのですが、実際にUNICOMを選択してみると、

「この商品の販売は終了しました」

と出て終了。ところが、ここにある女性が声をかけてきました。

女性「SIMカードをお求めですか?」(以下中国語で)

外なら怪しいですが、一応ここはセキュリティエリア内なので、とりあえず話を聞いてみることに。

自分「はい。UNICOMの小さいやつが欲しいんですけど」

すると、どのぐらい滞在するのか、通信量は150MBだけで十分か、北京の中だけで使うのか、北京の外の人と連絡を取る事があるかなどといくつか質問を受け、最後に、

女性「小さいSIMカードで良いのよね?」

と聞かれ、それにうなずくと、おもむろに見慣れたUNICOMのオレンジ色のSIMカードを取り出し、これまた見たことがあるSIMカッターで、ミニSIMの大きさに切ってくれました。さらに自分の携帯を取り出して、SIMカードをセットして通信及び通話が出来るところまで確認して手続き完了。これで合計150元。きちんと領収書も切ってくれました。

f:id:deutschina:20140417085902j:plain

北京首都机局とあるので、一応空港オフィシャルということのようです。

今回は、自販機の前に人が現れるというパターンでしたが、後で確認するとバゲージクレーム内に専用のカウンターがあるそうで、そこでSIMカードを購入することが出来るようになっていました。以前、上海の浦東空港でも同じようなカウンターがあったのですが、今回はパスポートの提示も必要なく手続きも簡素化されていました。


ちなみに、半年前まで使っていた上海のChina UNICOMのSIMはすでに使えなくなっていました。日本に帰国することによって、半年間料金滞納状態になっていたわけですから、それは仕方のないことですね。ひょっとすると、UNICOMのお店に行くなどして復活できるかもしれませんが、それは次に上海に行くときまで取っておく事ということで。。。