ドメドメな環境に飽きてきた
今日のネタは技術ブログらしからぬ感じ。
日本に帰国して早5年。日本に見向きもせず仕事の全てを英語でやっていた頃が遠い昔に感じる今日この頃。日本語だけでコミニュケーションすればいい(※1)のは楽と言えば楽だけど、何だか物足りない。
そんな中、先日新宿を散歩していて、ふと洋書店に立ち寄って、「買ってくれオーラ」を出していたこの本を買ってみました。
The Culture Map (INTL ED): Decoding How People Think, Lead, and Get Things Done Across Cultures
- 作者: Erin Meyer
- 出版社/メーカー: PublicAffairs
- 発売日: 2016/01/05
- メディア: ペーパーバック
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異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
- 作者: エリン・メイヤー,田岡恵,樋口武志
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2015/08/22
- メディア: 単行本
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買ったのは上の方ね。下の本は、上の本の日本語版だと思ったんだけど、発売日からして別の本かも。
この三連休に最初の章を読んでみたんだけど、あるある過ぎて一気にのめり込んでしまいました。多文化な環境で仕事するときのあるあるがスッと理論的に腹落ちして行く感じ。
例えば、中国で仕事しているときは、ボスはドイツ人、同僚はほぼ中国人だったんだけど、中国人の同僚から、こんな事を言われました。
中国人「ボスのやり方は理解できない、お前は同じアジア人だから分かるだろ?」
・・・え?君たちの考え方もかなり欧米寄りだと思うんだけど。と、心の中で呟きつつ、
自分「そ、そうだね…」
と、返したのを覚えてます。Negative feedbackの仕方がとても直接的なドイツ人、その正反対な日本人(自分)。中国人はその間、やや日本寄りなポジションにいるので、中国人から見ると、「お前なら分かるだろ?」になるけど、日本人から見ると「お前ら、どっちもどっち」と感じると。印象というか感情は、相対的な位置関係で決まると本の中で言われると、確かにそうだなと納得。
そんな懐かしい日々を思い出しつつ、Linked-inで元同僚がバンバン出世しているのを見るにつけ、このままではいけない気がすると思う今日この頃でございます。
とは言え、ノスタルジーに浸ってるだけでアクション起こさないのはおじさんになった証拠かな。
※1 たまにオフショアの中国人とやりとりするけど、今やりとりしている某社は、日本語人材なので、本当に英語を使う機会がない。