小銭入れ持ち歩くのやめました

8月末から9月半ばにかけて、出張に少しだけ休暇をくっつけて、15年ぶりにヨーロッパに行ってきたのですが、このときのキャッシュレス事情について書き残しておこうと思います。

いつどこへ?

今回の滞在で訪れた国は計4カ国(ドイツ、フランス、チェコ、マルタ)で、滞在期間は22日間。期間の大半はドイツにいました。それ以外の国は、週末の小旅行や、帰国前の休暇で訪れたいわゆるショートステイになります。これまでの経験から、日本で両替して持って行くのはレートが悪く、現地でクレジットカードのキャッシングをした方が有利なのは知っていました。ということで、ユーロを全く持たずにドイツに入国しました。とはいえ、多少の現金は必要になるだろうということで、空港のATMで300ユーロ引き出しましたが、結論から言うと、滞在中にさらに現金を引き出す必要はありませんでした。

結論から言うとVISAデビットが便利だった

例えば、日本のSuicaや中国のWechat Payのような、その国独自の決済システムがあり、それが使えない事が理由で、現金を使わざるを得なかったという状況は全く発生しませんでした。換言すると、現金のみの店舗等を除けば、国際ブランドのクレジット/デビットカードによる支払ですべて対応できたということになります。特に、(少額の場合で)VISA payWaveというタッチ決済に対応している場合、暗証番号さえ入れる必要がなくSuicaと同じノリで使えたのは本当に便利でした。

現金を使わなくてはならなかったケース

今回滞在したところでは、プラハ(チェコ)の比較的小さなレストランで現金のみというケースが多少あったぐらい。あとは、ドイツでもアウトバーンにある公衆トイレの入口にある自動販売機などは現金のみというケースもありました。それでも、後者についてはカード対応のものもあったり、徐々に現金を扱わなくて済む方向になりつつあるという時代の流れを感じる滞在になりました。

ということで

もともと、お金の流れを自動で記録できるという意味で、日本でもできるだけ現金決済は使わないようにしているのですが、帰国後は一歩進めて小銭入れを使うのをやめて、代わりにこのタイプのものを持ち歩くことにしました。

接触系決済は便利ですが、スキミングが怖いというのもあるので、カードを入れる場所がアルミ製になっています。硬貨の収納箇所はありません。これで、小銭が入るとやたら膨らむ小銭入れを持ち歩く必要がなくなっただけでも、ずいぶんすっきりしました。平日のランチなど、どうしても現金しか使えないときのために、1000円札2枚だけは入れておきますが、おつりはひとまずポケットの中にいれておき、タイミングを見て鞄の中にしまった小銭入れに投入するという運用にしてみました。

しばらくコレで様子を見てみたいと思います。