ヨーロッパ滞在でのSIM


前の記事で、ヨーロッパは15年ぶりと書いたように、前回滞在時はスマホもない時代。確か海外ローミングで通話ができるボーダフォンに機種変更して行った記憶はあるものの、当時と今では状況も変わっている事だし、今回使用したSIMたちについて書き残しておこうと思います。

 

メインはこれ

今回の滞在では、SIMフリーHUAWEI P30を現地でのメイン端末として用意していました。いわゆるDual SIMで、物理SIMを2枚使えるので、これを購入して持って行きました。

羽田空港を出発する前にラウンジで、このSIMを入れたのですが、APN設定を書いた紙をスーツケースに入れてきてしまった事に気付き、何もできずにそのまま出発。

 

約12時間後、現地(フランクフルト)空港に到着。手荷物受け取りを待っている間にFree WiFiが飛んでいればググってAPNの設定見れば良いかなとという事で、ひとまず電源を入れてみました。予想通りFree WiFiが飛んでいるだけでなく、端末でMobile networkの設定を見ると、日本では見えなかったヨーロッパ各社のプロファイルが選べるようになっていました。その中にThreeのプロファイルもあったので、それを選択しただけで、数十秒待てば使えるようになりました。

 

今回は計4カ国に立ち寄りましたが、いずれの国もカバーされており、入国するたびにショートメッセージが届いて利用できることを確認。データ通信だけではなく、実際に電話をかけるシーンもあり、通話も問題なし。旅行などでは不測の事態で電話をかけるケースもあるので、やはり通話ありのプランの方が安心です。

 

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ただ惜しむべくは、この3週間ちょっとの滞在で約1GB強しか使わず、3GBのプランでもお釣りがきた計算になります。出張メインで平日昼間はほとんどデータ通信せずだったのと、外でもFree WiFiが飛んでいるケースでは、それをこまめに拾っていれば、そこまで消費することはないというのが学んだことでしょうか。とは言え、足りなくなって現地で買い足すよりも、この程度の値段(2,100円ちょっと)であれば、大きめのプランで「安心を買った」という言い方もできるかもしれません。

 

ちなみにThreeでユーザー登録しておけば、残量なども確認できるので便利でした。


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残りデータ量が10.4GBほど残っているのがわかる。ちょっともったいなかったかも。よく見ると電話番号隠れてないけど、もう期限切れ迫っているのでまいっか。

 

とは言え時代は

eSIMでしょうという。ということで、こちらも試して見ました。セルラーモデルのiPad Proを携行していたのですが、こちらもデータ通信できたら良いなという事で、TruphoneのeSIMをオンラインで買ってみました。

www.truphone.com

 

iPadの場合、ネットワークの設定画面から直接eSIMを買うことができるようになっており、特にLocal Plan/Global Planの区別もなく、世界44カ国で使える容量別のプランがあるのみとなっていました。

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iPad向けのプラン

画面の見てくれは少し違いますが、真ん中の30日間1GB9ユーロ(ドイツ滞在中だったので通貨はEUR)を選択しました。 eSIMは簡単すぎて、もう物理SIM使うのがアホらしくなるくらいお手軽でした。あまりよく見ないで買ってしまったせいなのですが、Truphoneのこのプランは日本でも使える事が分かったので、こちらは全量使い切る予定です。

 

次に行く海外に行くかは未定ですが、昔と比べると(中国にいたというのもあるけど)、ずいぶん簡単になったという印象です。もちろん行く先の国によって、事情は大きく違うので、出発前には最新の情報を入手することをお忘れなく。