メモ:自社株売却時の確定申告

確定申告は面倒くさい

ここ数年、毎年この季節になると確定申告を行ってます。

年収が2000万円以下でも、前年の医療費が10万円超えたり、ふるさと納税だったりで還付が受けられるのであれば、やらない手はないです。還付だけなら、嬉々としてやるのですが、今年は少し事情が違ったので備忘として残しておきます。

 

自社株を売ったった

外資系だと福利厚生の一環で自社株が貰える、もしくは割引価格で自社株を購入する権利が与えられたりします。仮に株価が横ばいだとすると、割引率分だけ実質値上がりしたと見做せるので、かなりお得な訳です。

 

自分のような老害おじさん(笑)の場合、勤続年数が長いが故に、そこそこ積み上がっており、昨年秋にその一部を売却することにしました。売却そのものも、少し値が跳ねたときに売り抜けることに成功。とは言え、今となっては全額別の株を買ってしまったので、手元には残ってませんが…。

 

どう計算すれば良い?

今回売却した株について、どのように取得したかを調べるところからスタートしました。ざっくり言うと、2012年、2015年、2018年に計4回に分けて取得しており、一定の割引率で購入したものが2回、ボーナス株と言って無償で付与されたものが2回ある事が判明。

 

これらの市場価格と異なる価格で入手した株について、どう申告書に書くのだろうと考えていたところ、よく考えるとある事を思い出しました。株を購入または付与された年に、市場価格との差分を通常の給与以外の収入として申告していたのです。となると、割引分の所得は既に申告済みなので、取得価額の計算は市場価格を使えば良さそうです。

 

あとは購入時の換算レート(自社株がユーロ建てのため)を調べてきて、Excelで当日の株価、購入株数、換算レートから日本円を求めて合計すれば、取得価額は求められます。売却時については、日本円に換算されて振り込まれたところまでの明細があるので、それらの情報をそのまま使えば、手数料などは分かります。

 

これで確定申告書に記入すべき情報は大体わかったので、あいつの出番です。

 

こいつが最大の敵かも

ふるさと納税などで毎年申告しているので、慣れているつもりでも、毎回e-taxのこの画面で途方に暮れるところからスタートしてます。

 

手続きが簡単になると言われてマイナンバーカードを作ったのに、カードリーダーがないとダメとか、カードリーダーなくてもスマホがあればとか言いなが、スマホで同じ画面グルグル回ったりして、結局プリンタに印字してそれを郵送する方式に落ち着いてます。ただ、毎年少しずつ提出書類が簡略化されているのはいい兆しです。今年は、マイナンバーカードのコピー以外では、ふるさと納税の領収書だけでOKとのこと。

 

何はともあれ、最後に書類をレターパックに詰めて投函して完了でございます。

この時期の臨時支出は痛いですが、これでスッキリしました。