英語かぶれ?上等じゃねーか。

久々の更新で、強めのタイトル(笑)。3月末から在宅勤務をしています。自分のようにIT業界に身を置いてエンジニア的な仕事をしていると、自分のスキルとか今後の方向性の棚卸しをするには良い期間だったなと思っています。

 

・・・ってまだ続くんだけど。

 

在宅がはじまるまでは、いわゆる「現場」で様々なバックグラウンドのエンジニアの皆さんと接していました。目を輝かせて志高く励んでいる若手、仕事が充実しているし俺イケてるなという中堅どころ、とりあえず仕事回っているからこのままでいいやのおじさん等々。

 

とりあえず英語をやっておけ

それはさておき、自分の仕事の質は高いと豪語しているタイプの人でも「英語苦手なんですよね」というか、英語できないことに開き直っている人が意外に多いんですよね。純ジャパ留学経験なしの自分からすると、英語は積み上げただけ効果が出るのに勿体ないと思うわけです。世界に通用するスキルを持っていても、それが表現できなかったら意味なしおちゃん。あんまり考えたくないけど、日本の地位が相対的に沈没すると、日本をオフショアに使うみたいな国が出てくるかもしれません。そのときに、日本語オンリーだと無理ゲーですよね。日本からオフショアするときも、いつまでもオフショア先が日本語話してくれるとは限らんし。。。

 

なので、自分の場合は若手ちゃんから相談を受けると、だいたい「若いんだし英語やっとけ」と諭すようにしています。するとどうやれば良いのですか?と聞かれるので、本なり技術文書を英語で読みなよと言います。別に、モノを始めるのに遅すぎる事はないので、"若いんだし"は不要でしたね。。。

 

技術文書はここに貼れませんが、私が実際に読んだ本だと、企業のIT導入プロジェクトのあるあるが満載のこちらの小説を読むと、最近のITキーワードだったりが満載なので、効率よくボキャブラリーが吸収できると思います。

 これの前作のこちらも、現場あるあるが詰まっていて、読み物として楽しめました。

The Phoenix Project: A Novel About IT, DevOps, and Helping Your Business Win

(日本語版もありますThe DevOps 逆転だ!)

 

スキルの棚卸しをして次に備える?

IT系で使われるボキャブラリーって結構限られる一方、該当するコンテキストに日本語で一定の知識があるので、難しめな本も慣れてしまえば結構簡単に読み進められます。場数を踏めばなんとやらです。

自分の場合、ここ最近はエンジニア的だけでなく、アーキテクト的な観点がもとめらる事が多いので、こんな本を読み始めています。

ちなみにMonolithという単語は、The Unicorn Projectにも登場していて、意味を辞書で調べていたので、タイトル買いしてしまいました。S○Pのような巨大なパッケージソフトウェアとマイクロサービスの関係がピンときていなかったのですが、この本の中で明確にパッケージとして売る場合は、マイクロサービスに向かないよという事が書かれていて疑問が解消できました。ただ、周辺として拡張するときはマイクロサービス的に作れるように、サービスを呼ぶような設計になっているんだなという点も納得。(本の主旨からそれてしまいました。)

 

Fundamentals of Software Architecture: An Engineering Approach

Fundamentals of Software Architecture: An Engineering Approach

 

この本もクソ高いけど、アーキテクトになるにはという本で、Practionerな視点で書かれており、お気に入りになっていて、毎日少しずつ読み進めています。上の本より章立てが細かくなっていて、隙間時間に読み進めそうです。

 

もちろん、何の事前知識もなく飛び込むのが怖ければ、似たようなタイトルの日本語の本を読んでから英語の本にチャレンジしても良いかもですね。 

――システム構築の大前提―― ITアーキテクチャのセオリー

――システム構築の大前提―― ITアーキテクチャのセオリー

  • 作者:中山 嘉之
  • 発売日: 2018/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)