Windows upgardeによるPython移行作業など
今使っているPCのOSをWindows7から8.1にアップグレードすることとなり、その際の顛末をここに残しておくことにする。このブログの話の流れ上、Pythonに少し重みを置いて書く。
なぜにアップグレード?
普段はMac使いであり、WindowsPCは仕事とその他ゴニョゴニョの時にしか使わないので、Windows7でも良かったのだが、大人の事情で8.1へのUpgardeせよとのお達しがあった。多少先延ばしすることもできたものの、(日本的な)年度末の忙しいシーズンに重なると面倒だと思い、今のタイミングで決行することにした。
これまでのように、ネットワークにつないでおいて、OSのみが上書きされるのかと思っていたのだが、今使っているPCは暗号化がなされており、クリーンインストールせざるを得ないとのこと。
STEP1: 待避!
まずは、再インストール後に必要なファイルを待避させるところから。Windowsなので待避するものの大半は、C:\Users\xxxx(ユーザ名)直下にある。自分の場合は、これらのフォルダをサブフォルダごと待避。
- Documents
- Favorites
- Music
- OneDrive
- Pictures
- Videos
- workspace
目新しいところとしては、workspaceは作りかけのプロジェクトのソースコードが入っている。今仕掛かっているものは、Gitで管理しているが、そのGit情報ごと丸ごとコピーしておいた。
あと、念のためこれもフォルダごと待避しておく。
- C:\Python34
ちなみに、パッケージからインストールしたアプリはほとんどなく、再びネットから落とせる前提なので、program filesなどは待避せず。
Windows 8.1のクリーンインストール
大人の事情で、ここの部分は自分でやっていない。ディスクの初期化からOSインストール、Microsoft Officeなどの標準アプリのインストールまで終わった状態で、手元にマシンが帰ってきた。
新マシンでの設定
新しいマシンではなく、同じマシンにOSがクリーンインストールされたけど、表現が面倒なので、あえて新マシンと書くことにする。新(しくなったつもりの)マシンの略である。
まずは待避させたファイルを戻すところから。特に断りのないものは、C:\Users\xxxx直下のフォルダである。
- Documents
- Favorites
- Music
- OneDrive
- Pictures
- Videos
- workspace
- C:\Python34
ドキュメントやお気に入り(Favorite)は整理しようと決めていたのに、結局面倒くさくなって、そのまま戻してしまった。これを繰り返すこと20年近く、Documentsのサイズが、30GB近くになっている事は、気づかなかった事にしよう。
今度は、必要最低限のアプリを入れる。さっき書いたように、ネットで落としてこれる(すでに購入済みで、販売元のサイトからダウンロードできるものを含む)ものばかりだ。入れたもののといえば、こんな感じ。
- ATOK
- Google Chrome
- Google Pinyin
- Evernote
- Logicoolのトラックパッドのドライバ
あとは足りなかったら随時足していく感じで問題ないはず。
Pythonまわりの復旧
$ python
通常のコマンドプロンプトではpythonが呼べないので、PATHを通す。Windowsの追加の方法は、これを見るとして、
PATHにこれらを追加する。
C:\Python34;C:\Python34\Scripts;C:\Python34\Lib\site-packages;
念のため、Pythonももう1回インストールする。元々3.4.3だったものを3.4.4に上書きインストール。3.5も考えたけど、今作っているのが動かなくなるのが嫌なので自重。ほかのパッケージも再インストール必要かなとも思ったけど、今のところ問題なさそうなので、そのままにしておく。問題が出た時点でupgradeすればよし。
GitとGithubさまさま
あとは、Gitもインストールする必要がある。これもネットで落としてくれば良い。これが必要な理由は2つある。
2つめを満たすために、インストール時のオプションとして、WindowsのCommand promptで使うのとGitコマンドを使うというオプションを選択することを忘れないように。
ちなみに、GitをインストールするとPATHにこれらが追加される。
C:\Program Files\Git\cmd;C:\Program Files\Git\mingw64\bin;C:\Program Files\Git\usr\bin
これで、一通りの作業終了。作りかけのものは、このコマンドを叩いただけで最新の状態に。
$ git pull
何事もなかったかのようにゴニョゴニョが再開できる。素晴らしい。