USB Hubモニタは快適か?

気がつけば、在宅勤務生活ももうすぐ10ヶ月に突入でございます。

コロナ禍になる前からずっと、心の中で「現場に行かなくても、システムにアクセスできれば何の問題も無いはず」と頭で思いつつ、現場に通う生活を3年以上続けてきた訳ですが、いざ実際に在宅勤務をしてみると、仕事部屋が北側で日が差さないという問題を除いては非常に快適に過ごしております。

そんな中、モニタを買い換えてみたというのが本日のお題です。

唯一の問題は10年前の20インチテレビ

唯一問題だったのが、PCモニタとして使用していた2010年製のSONY液晶テレビ。FullHD表示ができません。厳密には擬似的にFullHDにすることは可能なのですが、アスペクト比の関係で上下が少しだけ切れるのと、エディターや情報量の多いスプレッドシートなどを表示させようとすると文字が滲んでしまい使い物にならず。

プライベートでは全くPCを触らない嫁に意義を説明することに手こずったまま問題をずっと抱えており、この12月になってようやく説き伏せて、モニタを買ってみました。買ったのはこちら。

www.dell.com

モニタを選ぶにあたっての基準

当然のことながら、購入に当たっては条件をいろいろ考えました。

  1. サイズは24インチくらいでOK。巨大なモノはいらない
  2. 母艦であるMac mini 2018のモニタとして機能すること
  3. HDMIで接続できること
  4. ケーブルの抜き差しをしなくても仕事用Macbook Pro 2019の拡張ディスプレイとしても使えること
  5. USB-Cのダウンストリームポートがあること
  6. スピーカーがあること

順番に補足すると、オフィスでは24インチの外付けモニタを使っており、感覚的に24インチもあれば十分だと考えていました。あまり大きくても仕事部屋の机において使うとなると、顔から画面までの距離は50センチあるかというレベル。あまり大きくても視線を移すのが逆に面倒になるような気がしました。

今の母艦はラップトップではなく、Mac mini 2018なので普段はMac miniのモニタとして機能してくれなくては話になりません。そのMac miniとは元々HDMIでテレビと接続していたので、HDMIインターフェイスを持っていることも大前提になるわけです。

これまで使っていたテレビは、HDMI端子が3つ用意されていました。仕事用のMacbook Pro 2019と接続するために、HDMIケーブルをMac miniに接続しているモノとは別にもう1本用意しておき、リモコンで切る変えるだけにしてあったので、それに近い使用感で切り替えができることも重要でした。

次のUSB-Cのダウンストリームポートというのは、WebカムがUSB-Cというのが理由だったりします。

このWebカム、Mac miniに接続しており使っているのですが、たまに仕事の顔出しビデオ会議の時にも使えたらいいなと思っていました。つまり、Webカムをモニタにつないでおけば、比較的簡単に仕事用のMBPからもWebカムを使えるといいなという願望半分。

最後のスピーカーというのは、会議はヘッドフォンを使うのですが、一日中着用したままというのは、結構しんどいです。なので発言の必要が無い会議などの場合は、スピーカーから音を流すというのもオプションとして持っておきたかったのです。

各社のモニタのスペックなどを見てみて、すべてを満たせるモノというのはありませんでした。ただ、HDMIは1ポートしかないもののUSB-Cでも接続できること、オプションでスピーカーを追加できるということで、今回はDellのモニタを選択したわけです。

答え合わせ - 快適になった?

待つこと数日。ひとまずモニタが届き設置してみました。

見た目はこんな感じ

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実はオプションのスピーカだけ海外受注生産らしく、まだ届いていないのですが、かれこれ1週間ほど使ってみたので、期待していたポイントの答え合わせをしたいと思います。

まず、今使っている机のサイズ的に、もう少し大きい27インチとかでも全然大丈夫でしたね。ま、今回は予算の関係もあるので、ここはOKです。FullHD(ただしこのモニタのアスペクト比は16:10なので1920x1200px)によって、一画面上で確認できる情報量が格段に増えたこと、あとは高さが自由に調節できることにより、姿勢良く背筋を伸ばして使用することができるようになったので、24インチで小さいなという感覚は今のところありません。

USB-CでつなぐかHDMIでつなぐか

モニタへの接続方法としては、母艦であるMac mini 2018はUSB-C接続、仕事用のMacbook Pro 2019はHDMI接続するようにしています。切り替えはモニタ背面にあるボタンを使えばできるので、それほど苦になりません。もともとUSB-C端子しかないMBPをUSB-C接続した方が良いのではとも考えたのですが、その場合WebカムはMac mini本体に挿しておく必要があり、たまにMBPでWebカムを使いたいとなると、Mac miniの背面から抜いてMBPに差し替えるのが手間になってしまいます。

代わりにMac miniとUSB-Cケーブルでつないでおけば、Webカムはモニタの左下面にあるUSB-Cダウンストリームポートにつないでも機能します。写真の右側にMBPが見切れていますが、MBPでWebカムを使いたい場合は、モニタに挿してある端子を抜いて、20センチほど左にあるMBPの本体のUSB-Cポートに接続すれば良いので、この方が簡単かなと判断しました。

スピーカー問題

実はスピーカーについては、落とし穴がありました。モニタのオプションのサウンドバーというものは、どうやらUSB-C接続をしたマシンからの音声しか再生しないらしいのです。まだ届いていないので未検証ですが、レビューへの書き込みにはそのように書いてあります。今のところ、Mac miniの内蔵スピーカを使用していますが、やはり以前のテレビの時に比べるとこもったような音となるのがネックです。ただ、MBPからスピーカーを使って聞くようなケースはほぼないので、自分なりに無理矢理納得していますが、イヤフォンジャックがあるので、それに接続できるポータブルスピーカーの方がコスパ的にも良かったかもしれませんね。。。

まとめ

とりあえず使ってみた今の時点での感想を書いてみました。多少想定外だった部分はあるものの、全体的には満足しています。ただ、広告にあるようにケーブルすっきり!というのは、使い方によるものの、あまり正しくないと思います。写真でも、ケーブルが入り乱れているのが見えますよね。